一般社団法人 神戸日仏協会 Blog

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2月のChandeleurはクレープを食べる日!
おうちで簡単に焼ける、トラディショナルなクレープ生地の作り方

もっと気軽に、おやつにクレープを。

そう、みんな大好きなクレープ。

2月じゃなくたって、年中よく食べられているクレープですが、2月2日のChandeleur(シャンドラー)の日には、フランス中でクレープを食べるという習慣があります。

日本では、お店でテイクアウトして食べるイメージの強いクレープですが、じつはとっても簡単にお家で作ることができる、気軽なおやつ。

今日は、パティシエールでもある神戸日仏協会のスタッフMayuが、お家でも失敗なく焼ける簡単なクレープ生地のRecette(レシピ)をお届けします。

相変わらず寒い日が続く2月、焼きたてのクレープにあったかい飲み物を添えて、ちょっとフランスなおやつの時間はいかがですか?

キリスト誕生から40日、イエス様が神に捧げられた日

クレープを作る前に、まずはChandeleurについてすこしだけ。

Chandeleurとは、Présentation du Seigneur(主の奉献の祝日)、あるいはPurification de la Vierge(マリアの清めの祝日)とも呼ばれ、クリスマスにキリストが誕生してからちょうど40日目に、聖母マリアが産後の清めの式を受け、赤ちゃんだったイエス様が初めて神殿に捧げられた日とされています。

日本語では聖燭節と呼ばれるChandeleurの日。教会ではろうそくに火を灯してお祝いをします。Chandeleurは、「ろうそく」という意味の”Chandelle(シャンデル)”という言葉が由来になっているようです。

黄金色に輝くまあるいクレープは、太陽のシンボル!

なぜこの日にクレープを食べるのでしょう?

これには諸説あるらしく、さまざまな言い伝えが残されているようです。ただ、クレープといえば、丸くこんがりと金色に輝き、なんだかいかにも幸せそうなかたち。光のもとである太陽を象徴しているという説には、なんとなく納得できるような気がします。

寒い暗い冬を抜け、太陽が顔を出し春へ向かうこの季節、イエス様の授けられた光と重なって、明るい希望を感じさせるシンボルになっているのでしょう。

そして2月、じつはフランスではもう一度クレープを食べる日があります。

それは、Pâques(復活祭)から数えて47日前の火曜日、Mardi gras(マルディ・グラ)と呼ばれる祭日。復活祭は3月21日以降初めての満月の次に来る日曜日なので、毎年日にちが変わります。それにともなってマルディ・グラも年によって違い、今年は2月13日がその日にあたります。

ガレット・デ・ロワに続き、このシーズンはお菓子を食べるのになんと忙しいこと!

黄金色に輝くまあるいクレープは、太陽のシンボル!

なぜこの日にクレープを食べるのでしょう?

これには諸説あるらしく、さまざまな言い伝えが残されているようです。ただ、クレープといえば、丸くこんがりと金色に輝き、なんだかいかにも幸せそうなかたち。光のもとである太陽を象徴しているという説には、なんとなく納得できるような気がします。

寒い暗い冬を抜け、太陽が顔を出し春へ向かうこの季節、イエス様の授けられた光と重なって、明るい希望を感じさせるシンボルになっているのでしょう。

そして2月、じつはフランスではもう一度クレープを食べる日があります。

それは、Pâques(復活祭)から数えて47日前の火曜日、Mardi gras(マルディ・グラ)と呼ばれる祭日。復活祭は3月21日以降初めての満月の次に来る日曜日なので、毎年日にちが変わります。それにともなってマルディ・グラも年によって違い、今年は2月13日がその日にあたります。

ガレット・デ・ロワに続き、このシーズンはお菓子を食べるのになんと忙しいこと!

salée(塩味)なガレットも美味しいですよね
"Chandelle(シャンデル)"が由来

Recette de Pâte à crêpes

失敗なく焼けるトラディショナルなクレープ生地

神戸日仏協会のスタッフMayuは、実はフランスで修行した経験を持つパティシエール。

今年のChandeleurも、フランス人の旦那さんがきちんとクレープを焼いてくれたんだとか♡

今日はそんなMayuから、クレープのレシピをプレゼント!簡単で失敗なく焼ける、基本のクレープ生地のRecette(ルセット)です。

できたてのクレープを頬張る瞬間は、たまらないものがあります。この機会に、ぜひご家庭で作ってみてくださいね。

Ingrédients

小麦粉 …100g
砂糖 10g
塩 …ひとつまみ
卵 …2個
牛乳 …250cc
バター …30g

ストックしてある素材で、思いついたらいつでも作ることができるおおらかさもクレープの良いところ。

早速スタッフが作ってみました!

Faire fondre le beurre. バターを溶かします。

Mettre la farine tamisée dans le bol et y déposer les oeufs entiers, le sucre, le sel et le beurre. ふるった小麦粉に、卵、砂糖、塩、バターを加えます。

Mélanger avec un fouet en ajoutant au fur et à mesure le lait. 少しずつ牛乳を加えながら、泡立て器でかき混ぜます。

Mélanger aussitôt jusqu’à ce que la pâte soit fluide et lisse. なめらかになるまで混ぜたら、クレープ生地のできあがり!

それでは焼いていきましょう!温めたフライパンに流して、生地を薄く丸く広げます。

ふちがほんのり色づいて来たら、ひっくり返すタイミング。わ、いい焼き色♡

破れないようにひっくり返して…少し焼いたら完成です。

この分量で約12枚分できます。

破れないようにひっくり返して…少し焼いたら完成です。

この分量で約12枚分できます。

BON APPÉTIT!

しっとりとして、もちもちと弾力のある生地。とっても美味しい!!

そして思っていたよりずっと簡単!

もちろん甘いトッピングだけでなく、ハムやチーズなどを乗せれば、お食事としても美味しいクレープ。

いろいろなトッピングを用意して、思いきりクレープを楽しんでくださいね。