Le petit bonheur du jour
「おやつ」は、一日の中に訪れるちょっと幸せなひととき。
そのひとくちは、まさにLe petit bonheur(ル・プチ・ボヌー)、“ちいさな幸福”そのもの!
ご存知のとおり、神戸には、パティスリーやブーランジュリーが多く、おいしいおやつがたくさんあります。
「きょうのプチボヌー!」は、そんな神戸でみつけた、神戸日仏協会おすすめの“ちょっとフランス”なおやつを紹介していくコーナーです。
今日も、とびきりボヌーな時間をどうぞ。
3時のおやつは、これにきーまりっ♡
「きょうのプチボヌー」
神戸日仏協会が、今日食べたい!!フランスなおやつは…
macaron Yuzu & Vanille
macaronnerのマカロンは、一口かじると「!」が浮かぶ。
そんな驚きをくれるマカロン。
マカロンってこんなにおいしかったんだ、と、その魅力を再発見するような感覚を抱きます。
マカロンが可愛らしいフランスのお菓子だというのは知っているけど、まだそのおいしさがよくわからないな、という方、もしかすると少なからずいらっしゃるかもしれません。
macaronnerのマカロンは、そういう方にぜひ食べていただきたい逸品。
ホロリとお口の中でほどけていくような生地の繊細な食感に、濃厚な味わいを湛えたガナッシュが、とろけながら一体となる瞬間は格別。
ナチュラルで優しいその色合いに反して、それぞれの香りの余韻はとても印象的です。
今回私たちがプチボヌーのおやつに選んだのは、香り高い「Yuzu(柚子)」とシンプルゆえにその味わいが際立つ「Vanille(バニラ)」。
たった一口の中で、複雑に絡み合うおいしさのハーモニーがしっかりと完成されているのがmacaronnerのマカロンです。
マカロン 柚子-Yuzu- ¥220(税込)
マカロン ヴァニーユ-Vanille- ¥250(税込)
はじまりは、フランスで出会った珠玉のマカロン
和素材である柚子を使ったマカロンは、意外にもフランス仕込みのもの。
2017年2月にmacaronnerをオープンする前は、フランスのパティスリーで働いていたというオーナーの三谷さん。田舎町のあるパティスリーで経験を積まれました。
そこはある時ふらりと立ち寄った、片田舎のパティスリー。
そのお店のスペシャリテであったマカロンを初めて食べたときの、衝撃的とも言えるおいしさは、いつまでたっても忘れられないほどだったといいます。
そんな熱い思いを抱えた三谷さんは、のちにそのパティスリーで働くことに。
そして帰国後、マカロンを専門にしたお店“macaronner”の誕生へと繋がったのです。
柚子のマカロンは、そのパティスリーがフランスで賞を受けたという一品。
そこで学んだ知識やルセットをアレンジし、現在のマカロンが生まれているのだそう。
三谷さんがフランスで出会った“忘れられない”口どけと味わいは、きちんと継承されています。
アパルトマンの一室を再現したような
自然体でゆったりとした空間
macaronnerがあるのは、神戸らしいおしゃれなお店が立ち並ぶ栄町の乙仲通り。
雑居ビルの階段を上がり、扉を開ければそこはまるでパリの小さなアパルトマン。
屋根裏部屋のようなひっそりとした佇まいの中、店内には洗練されたセンスがあちらこちらに光ります。
フランスが好きな方にとっては、思わず心踊る空間です。
以前は「BÉRET」というカフェだったこの場所は、閉店後、そのしつらいはそのままに、かつて「BÉRET」のスタッフであった三谷さんの手によって、マカロン専門店へと生まれ変わったのでした。
フレンチムードたっぷりなインテリアや雑貨を集めていた「BÉRET」でスタッフとして過ごすうちに、フランスがどんどん好きになっていったという三谷さん。
フランスで働くという夢を叶えるために、語学を一から学び、自らその道を開いて、想いを実現されたのだそう。
夢を持ってフランス語を学んでいる方にとっては、とても勇気をもらえるすてきなストーリーですね。
神戸日仏協会スタッフの大好きなmacaronnerのマカロン。
ちょっとフランスらしい気分を味わいたいときにもおすすめです。
おいしい飲みものを淹れたら、さあBon appétit!
macaronner
神戸市中央区栄町通3-1-18 ハーバービル 2F
078-321-0569
12:00~19:00
休:不定休
お店のinstagramにて毎月のお休みの確認ができます