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Home » イベント » マリー・アントワネット&ジョセフィーヌの庭を淡路に再現!「淡路夢舞台薔薇祭 2018 」開催

淡路夢舞台薔薇祭2018

4/21(土)より、「淡路夢舞台薔薇祭2018」が開催されています。

この薔薇祭では、日仏友好160年を記念し、マリー・アントワネットとジョセフィーヌ、バラを愛したことで知られるふたりのフランスの后にスポットが当てられました。
彼女たちがかつて創り上げたバラの庭が淡路に再現されています。

マリー&ジョセフィーヌの庭に思いをはせて

自然とバラをこよなく愛し、Le petit trianon(プチ・トリアノン宮殿)に農村に見立てた小さな集落「Hameau de la Reine(アモー・ドゥ・ラ・レーヌ)」を作り上げたマリー・アントワネット。

屋外5000㎡の敷地には、その田舎村Hameau de la Reineを再現し、マリーが愛したバラや宿根草、ハーブを織り交ぜた庭が造られ、華やかな空間が広がります。
また、たくさんのバラの中でピクニックも楽しめるローズピクニックエリアも登場!

そして、Malmaison(マルメゾン)に世界から薔薇を集め、モダンローズの誕生の礎を気づいたと言われる、ジョセフィーヌ。当時フランスには25種類しかなかったバラが、4000種近くにまで増えたと言われています。

植物館内はその「現代バラの母」ジョセフィーヌをテーマに、彼女がきっと夢見ていたであろう、ジョセフィーヌ好みのスプリングガーデンが創られています。

 

フランスと日本、両国の花文化がもたらしたもの

ジョセフィーヌ没後約50年が経った幕末、日本が初めて参加したパリ万博では、日本人の自然観が生み出したアートや工芸品が、モネやゴッホなど多くのアーティストに影響を与えました。
そんなジャポニズムブームとともに、自然豊かな東洋の姿に憧れたフランス人がモダンローズを生み、ジャポニズムをヨーロッパに広めたとも言えるのです。

フランスは、日本文化の最初の理解者だったのではないでしょうか。

今回の薔薇祭では、日仏友好160年を記念し、フランスに影響を与えた江戸時代の伝統園芸植物の展示や、盆栽・庭園など近年のヨーロッパにおけるジャポニズム再ブームを背景とした、現代のジャポニズム園芸作品の提案なども展開されています。

日本とフランスの文化交流の歴史や、両国の花文化の交流が世界に与えたものの意味を改めて感じることができる機会になるはず。

 

ゴールデンウィーク期間はイベントも盛りだくさん!

GW期間の4/28(土)〜5/6(日)には、オープニングを祝う様々な催しも行われます。
音楽イベントや、フレンチマルシェ、ローズの育て方といった各教室など、見逃せないイベントがいっぱい。

詳細は、チラシをご覧ください 🙂 

 

春の陽気の中、華やかな香りに包まれて、マリー&ジョセフィーヌのローズガーデンに思いをはせつつ、きっと優雅な時間を過ごせることでしょう。

神戸日仏協会も「淡路夢舞台薔薇祭2018」を後援しています。

淡路夢舞台薔薇祭2018
 ジョセフィーヌ&マリー・アントワネット 二人の后の薔薇の庭

期間: 2018年4月21日~6月10日 10:00~18:00(入館は17:30まで)
開催場所: 兵庫県淡路市 兵庫県立淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館
http://www.kisekinohoshi.jp/